伝統技法の注染を用いた東京本染ゆかた・東京本染てぬぐい。東京都伝統工芸品

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伝統技法の「注染」を用いた東京本染ゆかた・てぬぐい

東京本染は注染という技法を用います。染めない部分や他と色を変える部分を防染糊で覆ったり、囲ったりしながら長い生地を折り返し
作業を繰り返します。20~40枚分重ねた生地に、注ぎ口の細い薬缶で上から染料を注いでいきます。
また一か所に2色以上の染料を注ぐと”ぼかし染”ができます。
何層にも重ねた生地を一度に染めるため、下から減圧し染料を下まで行きわたらせます。
生地を裏返し同じ作業をするため裏表しっかり染まり、味わい深い本染浴衣や本染手拭が染め上がります。

1. 晒生地(さらしきじ)

  • 水洗い前の反物。これを整理し、染めていきます。

  • 洗いにかけ、天日干し。干場の高さは10m以上。反物を切らずに干します。

  • 染めの作業がしやすいよう、生地を巻き取り機にかけ巻き取ります。

  • 巻き取った生地をしわ伸ばしの為に2日~3日積んで置きます。やっと土台になる晒生地の完成です。

2. 糊付け(のりつけ)

  • 型紙を木枠に貼り、糊付けをします。白生地をてぬぐいの長さで折り返しながら型を置き一枚一枚に糊をつけていきます。

  • 型紙がある部分には糊が付かず、型が彫ってあるところに糊が付きます。

  • 糊が流れるのを防ぐ為、糊付けの終わった反物の両面におがくずを付けておきます。

3. 染め(そめ)

  • 染料をヤカンと呼ばれる道具で注いでいきます。

  • 全体に注いだら、圧搾機で染料を下に引き抜きます。

  • 裏返して同じ作業を行い染め上がりです。

  • 一度に2色以上染める場合、糊で土手を作ります。その部分に異なる色の染料を注ぎます。

  • 一枚の中で染め分ける方法を「差し分け」といいます。

4. 仕上げ(しあげ)

  • 水洗機にかけ、糊を落とします。

  • 更に洗い場で充分にすすぎ、糊と余分な染料を落とします。

  • 反物のまま天日干しにします。

  • 乾いた反物を巻きとります。

  • てぬぐいの長さに畳みます。柄を頼りに折っていきます。

  • 最後にプレス機にかけシワを取ります。この後両端を一枚ずつ手作業で切り、畳んでてぬぐいの完成です。